【実例】坪単価が安いから安心は危険|家づくりで後悔する理由を元営業マンが解説

営業マンの裏側
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こんにちは。

元住宅営業マンまめおやじです。

住宅業界歴34年・宅建士・FP資格保有。元住宅営業マンだからこそ話せる業界の裏側を包み隠さず解説します。

現役時代、多くのお客様から初回接客時に「坪単価はいくらですか?」よく質問を受けました。

答えなくてはいけないので、「注文住宅で〇万~〇万」「企画住宅で〇万~〇万」

とふわっとした回答をしていました。

答えを聞いたお客様の表情は晴れてはいませんでした。

それはそうですよ。間取りや大きさ、設備のグレードによって値段が全然違いますし、目安にすぎないのだから。

坪単価より総額が大事です。

打合せが全て終わった後に坪単価がわかるのですから。初回で聞いてもピンとこないでしょう。

■ 結論

坪単価が安くても、最終的に安いとは限らない。

むしろ
「安いと思って進めた人ほどズレる」


実例①|「安いはずだったのにズレた」

元営業時代のリアルな話。

お客様は最初、こう言っていた。

「坪単価60万なら、かなり安いですよね?」

この時点では間違っていない。
問題は、その“中身”を見ていなかったこと。


実際に起きたこと(①〜⑥)

① 付帯工事が別だった
見積には“本体価格”しか入っていなかった。
実際には、地盤改良・給排水引き込み・仮設工事が追加。

→「これって普通かかるんですか?」
→「はい、皆さん必要です」

ここで一気に数十万〜100万単位で上乗せ。


② 外構が完全に別だった
家は建つ。でも外は手つかず。

・駐車場コンクリート
・フェンス
・玄関アプローチ

→「最低限でいいです」でも普通に100万超え。


③ 照明・カーテンが入っていなかった
引き渡し時は“箱”の状態。

・照明なし
・カーテンなし

→「え、これ別なんですか?」
→「はい、別途になります」

生活に必須なのに後出し費用。


④ 標準仕様のグレードが低かった
最初に見たモデルハウスとは違う。

・キッチン
・お風呂
・床材

希望に近づけると全部オプション。

→「これ標準じゃないんですね…」


⑤ 細かい追加が積み重なった
打ち合わせが進むほど増える。

・コンセント追加
・収納棚
・物干し金物

1つ1つは数千〜数万円。
でも積み上がると普通に数十万。


⑥ 最終見積で逆転した
全部決まって出た最終金額。

→「あれ、思ったより高い…」

結果、
最初に“高い”と感じた会社より高額に。

◆「価格交渉」記事の詳細はこちらから


なぜこうなるのか

理由はシンプル。

坪単価の中身が統一されていないから。

・どこまで本体に含むか
・標準仕様の範囲
・付帯工事の扱い

会社ごとにバラバラ。

だから
比較できているようで、全く比較できていない。


元営業マンの本音

坪単価は“見せ方で変わる数字”。

・本体価格を絞る
・別途を増やす

これだけで簡単に安く見せられる。

だから
坪単価で安心した時点で危ない。

・営業マンについてはこちらの記事で解説しています


正しい判断軸(ここだけ見ればOK)

① 総額で比較する
→外構・付帯込みでいくらか

② 標準仕様の中身を見る
→そのまま住めるレベルか

③ 追加前提で考える
→どこからオプションになるか

④ 諸費用を確認
→ローン保証料が金利上乗せか一括か、火災保険料は入っているか


回避方法(シンプル)

・「総額で比較したい」と最初に伝える
・外構・付帯込みで見積を出させる
・同条件で並べる

これだけで
ほぼ防げる。

・相見積もりについてはこちらの記事にて解説しています


まとめ

坪単価は“安心材料”ではない。

むしろ
安心した瞬間にズレ始める数字。

見るべきは
総額と中身。

・ご自身での判断が難しい場合、住宅紹介会社を利用する方法もあります


家づくりは正解が一つではありません。
本記事の内容が、後悔のない判断をするための参考になれば幸いです。

筆者の考え方や立ち位置については
当ブログについて
にまとめています。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

この記事を書いた人
まめおやじ

元住宅営業マンが、業界在籍34年と自宅建築の経験を活かし、初心者むけに住宅トラブル回避に特化したブログを発信。

自宅:木造平屋(2019年築)受賞歴あり
経歴:大手木質系プレハブ会社
   大手鉄骨系プレハブ会社
   木造在来工法ビルダー
資格:宅建士
   ファイナンシャル
   プランナー

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