こんにちは。元住宅営業マンまめおやじです。
新しい生活を夢見て手に入れた新築のマイホーム。
ピカピカのキッチン、真新しいリビング、どこを見ても理想の空間が広がっていますよね。
しかし、そんな新築の夢を打ち砕く「黒い影」に遭遇してしまったら…?そう、ゴキ〇リです。
以下、Gと呼びます。
「新築なのにGが出るなんて信じられない!」そう思われる方も多いでしょう。
しかし、残念ながら新築住宅でもGは発生する可能性があります。
せっかくの新生活をGに邪魔されないためにも、入居前からできる対策と、入居後の予防策をしっかりと知っておくことが大切です。
この記事では、新築住宅にGが出る意外な原因から、入居前に必ずやっておきたい徹底的な対策、そして快適なGフリー生活を維持するための日常的な予防策まで、元住宅営業マンの視点から分かりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたの新築生活をGから守るための具体的な方法がきっと見つかるはずです。
- 新築住宅への入居を控えており、G対策について事前に知っておきたい。
- 新築住宅に住み始めたばかりで、すでGに遭遇してしまい、どうすれば良いか困っている方
- Gの侵入経路や効果的な対策方法について、具体的な情報を求めている新築住宅のオーナー様
- 清潔で快適な新築生活を送るために、万全の予防策を講じたいと考えている方


1.なぜ新築住宅にGが出るのか?主な原因と侵入経路

「新築だからGは出ないだろう」そう思っていませんか?
実は、新築住宅でもGが出る原因はいくつかあります。
Gはどこからともなく現れるように感じますが、彼らは必ず外部から侵入してきます。
まずは、その主な原因と侵入経路を知ることから始めましょう。
外部からの侵入経路
Gは非常に小さな隙間からでも侵入できるため、新築住宅といえども油断はできません。
主な侵入経路としては、以下のような場所が挙げられます。
•窓や玄関のわずかな隙間: ドアや窓を閉めていても、サッシの隙間やドア下のわずかな隙間から侵入することがあります。
特に、網戸と窓の間に隙間がある場合も注意が必要です。
•排水溝、排水口: キッチンやお風呂、洗面台などの排水溝は、Gにとって格好の侵入経路です。

お風呂入っている時に出てきて大変でした…
S字・U字トラップと呼ばれる構造で水の封がされていることが多いですが、長期間留守にしたり、水の流れが悪いと水が枯れてしまい、侵入を許してしまうことがあります。
また、屋外の排水口も要注意です。
•換気口、通気口、換気扇: 24時間換気システムが備わっている新築住宅では、換気口や通気口が常に開いている状態です。

大掃除の時に交換しましょう
これらのフィルターが劣化していたり、隙間があったりすると、Gの侵入を許してしまいます。
キッチンの換気扇も、外部とつながっているため侵入経路となることがあります。
•エアコンの排水ホース、室外機: エアコンの排水ホースは、屋外に直接つながっています。
ホースの先端に隙間があると、Gが這い上がってきて室内へ侵入する可能性があります。
また、室外機の裏側や配管の隙間も侵入経路になり得ます。
•宅配物や引っ越し荷物、外出時の衣類などからの持ち込み: 意外と見落としがちなのが、外部からの「持ち込み」です。
段ボール箱やスーパーの袋、観葉植物などにGやその卵が付着していて、知らず知らずのうちに家の中に持ち込んでしまうことがあります。
また、外出時に衣類やカバンに付着して侵入することもあります。
新築特有の要因
新築住宅ならではの要因も、Gの発生につながることがあります。
•建設中に潜んでいたGの存在: 建設現場は資材や土壌があり、Gが潜んでいることがあります。
入居前に駆除作業が行われていない場合、そのまま家の中に住み着いてしまうケースも考えられます。
•高気密住宅における湿気の問題: 新築住宅は高気密・高断熱であることが多く、適切な換気が行われないと湿気がこもりやすくなります。
Gは高温多湿を好むため、湿気の多い場所は彼らにとって快適な環境となってしまいます。
24時間換気システムを適切に稼働させることが重要です。
•引っ越し時の段ボールが温床になる可能性: 引っ越しで使った段ボールは、Gが隠れやすく、卵を産み付ける場所にもなりやすいです。
早めに処分することが重要です。
•近所に古いアパートがある、水路がある、ゴミ置き場が近いなどの地理的なケースも考えられます。
地理的なことは解決が難しいので、家の中に侵入させない対策が重要です。
特に、長期間放置された段ボールは要注意です。

今でも段ボールで荷物が届くとすぐに捨てにいきます
2.入居前が肝心!新築住宅のG徹底対策

新築住宅でのG対策は、入居前に行うのが最も効果的です。
まだ家具や荷物が少ないうちに、徹底的な対策を講じて、ゴキブリのいない快適な新生活をスタートさせましょう。
入居前の準備
•毒餌(ベイト剤)の設置: Gが好む場所に毒餌剤を設置しましょう。
特に、キッチンや洗面台の下、冷蔵庫の裏、玄関の隅など、Gが隠れやすい暗くて暖かい場所に複数設置するのが効果的です。
市販されている「ブラックキャップ」などが有名ですね。

ホームセンターで買えます。ウチで使ってます
Gが毒餌を食べ、巣に持ち帰ることで、巣にいる他のGも駆除できる連鎖効果が期待できます。
•くん煙剤(バルサンなど)の使用: 家具や荷物を運び込む前に、くん煙剤を使用することをおすすめします。
これにより、建設中に潜んでいたGや、引っ越し前の清掃で取り残されたGを一掃できます。
使用する際は、火災報知器が反応しないようにカバーを付け、窓やドアをしっかりと閉め切り、部屋の中心に置いて噴射しましょう。
使用後は十分に換気を行ってください。
侵入経路の徹底封鎖
Gの侵入経路を物理的に塞ぐことは、非常に重要な対策です。
わずかな隙間も見逃さずに、徹底的に封鎖しましょう。
•排水溝の蓋、ゴミ受けの設置: キッチンやお風呂、洗面台の排水溝には、目の細かいゴミ受けを設置し、使用しない時はしっかりと蓋を閉めておきましょう。
屋外の排水口も同様に、ネットなどで覆うと良いでしょう。

新築時の風呂の排水の蓋に穴があり、排水溝から上がってこれる構造になっていたので、蓋を穴のない細かいメッシュのものに交換しました
•玄関や窓の隙間対策: 玄関ドアや窓のサッシの隙間には、隙間テープを貼ることで侵入を防げます。
特に、ドア下の隙間はGが侵入しやすい場所なので、しっかりと対策しましょう。
•換気口、通気口、エアコンホースの隙間をパテやネットで塞ぐ方法: 換気口や通気口には、目の細かい防虫ネットを取り付けましょう。
エアコンの排水ホースの先端には、ストッキングネットなどを被せて輪ゴムで固定すると効果的です。
壁の配管と壁の間に隙間がある場合は、パテなどで埋めてしまいましょう。
•室外機のドレンホース対策: 室外機のドレンホースもGの侵入経路になりやすい場所です。

100円ショップで売ってますよ
ホースの先端に防虫キャップを取り付けるか、ストッキングネットを被せるなどの対策をしましょう。
引っ越し時の注意点
引っ越しは、Gを家の中に持ち込んでしまうリスクが高まる時期でもあります。
以下の点に注意して、Gの持ち込みを防ぎましょう。
•段ボールの早期処分と持ち込み前の確認: 引っ越しで使った段ボールは、Gが潜んでいる可能性があります。
荷解きが終わったら、不要な段ボールはすぐに処分しましょう。
また、荷物を運び込む前に、段ボールの底や隙間にGや卵が付着していないか確認する習慣をつけましょう。
3.入居後も油断禁物!日常でできるG予防策

入居前の対策をしっかり行っても、日常の生活の中でGが侵入してくる可能性はゼロではありません。
快適なGフリー生活を維持するためには、日々の予防策が欠かせません。
清潔な住環境の維持
Gは、食べカスや生ゴミ、水気を求めてやってきます。
彼らにとって魅力的な環境を作らないことが、最も基本的な予防策です。
•食べカス、生ゴミの放置厳禁: 食事の後にはすぐにテーブルを拭き、食べカスを残さないようにしましょう。
生ゴミは密閉できるゴミ箱に入れ、こまめに捨てることを心がけてください。特に、夜間は生ゴミを室内に放置しないようにしましょう。
•水回りの乾燥と清掃の徹底: キッチンや洗面台、お風呂などの水回りは、Gが好む湿気の多い場所です。
使用後は水滴を拭き取り、常に乾燥した状態を保ちましょう。
排水溝のヌメリもGの餌になるため、定期的に清掃し、清潔に保つことが重要です。
•ホコリの除去、整理整頓: Gは、ホコリやゴミが溜まった場所を隠れ家とします。
特に、ベッドの下や家具の裏、クローゼットの中など、普段あまり掃除しない場所も定期的に清掃し、整理整頓を心がけましょう。
物が散乱していると、Gが隠れる場所が増えてしまいます。
毒餌(ベイト剤)の継続設置と交換
入居前に設置した毒餌剤も、効果は永遠ではありません。
定期的に新しいものに交換し、効果を維持しましょう。
製品に記載されている交換時期を目安に、忘れずに交換してください。
忌避剤の活用
Gが嫌がる成分を利用した忌避剤も有効です。ハーブやアロマ(ミント、ハッカ、レモングラスなど)の香りは、Gを遠ざける効果があると言われています。
これらの香りのスプレーを吹き付けたり、アロマディフューザーを使用したりするのも良いでしょう。
物理的な予防
日々の生活の中で、Gの侵入機会を減らすための物理的な予防策も意識しましょう。
•窓やドアの開閉: 窓やドアを開けっ放しにしないように心がけましょう。
特に、夜間はGが活動的になるため、注意が必要です。
•網戸のメンテナンス: 網戸に破れや隙間がないか定期的にチェックし、破損している場合は補修しましょう。
網戸と窓の間に隙間ができないように、しっかりと閉めることも大切です。
4.もしもの時はプロに相談!専門業者に依頼するメリット

ここまで様々な対策をご紹介しましたが、「自分ではどうにもならない」「すでに大量発生してしまった」という場合は、迷わず専門業者に相談することをおすすめします。専門業者に依頼するメリットは以下の通りです。
•徹底的な駆除: プロはGの生態や習性を熟知しており、効果的な駆除方法で徹底的にGを排除してくれます。
•侵入経路の特定と封鎖: 素人では見つけにくい侵入経路を特定し、適切に封鎖してくれます。
•再発防止のアドバイス: 駆除だけでなく、今後の再発を防ぐための具体的なアドバイスや対策を提案してくれます。
•安心感: プロに任せることで、精神的な負担が軽減され、安心して新生活を送ることができます。
5.まとめ:新築で快適なGフリー生活を送るために

新築住宅でのG対策は、入居前から入居後まで、継続的に行うことが重要です。
Gは非常にしぶとい害虫ですが、適切な知識と対策を講じることで、その被害を最小限に抑えることができます。
この記事でご紹介した対策を参考に、あなたの新築のマイホームをGから守り、快適で安心な新生活を送ってくださいね。
もし、自分での対策に限界を感じたら、遠慮なく専門業者に相談することも検討してみてください。
あなたの新生活が、Gのいない素晴らしいものになることを心から願っています!
元住宅営業マンまめおやじ ブログ:正直住宅コンサルタント 住宅購入や建築に関する正直で実践的なアドバイスを発信中!


ここまで読んで頂きありがとうございました。
貴方にとって良い一日を~まめおやじ
コメント