【実例】元住宅営業マンのリアル体験|家を建てる時にいちばん心配なのはお金?不安を解消できるようわかりやすく解説します

住宅
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こんにちは。元住宅営業マンまめおやじです。

「家は建てたいけど、お金のことが心配…」そう思っている方は多いのではないでしょうか?

住宅ローン、税金、自己資金、将来の維持費…。一生に一度の大きな買い物だからこそ、不安になるのは当然です。

本記事では、元住宅営業マンの実体験をもとに、家づくりにおける「お金の不安」をひとつずつ解消していきます!

この記事はこんな人におススメ
  • 家を建てたいけど、お金が不安な方
  • 初めて住宅購入を考えている方
  • 住宅営業マンのリアルな体験談を知りたい方

1. 住宅ローンの審査が通るか心配

  1. 複数ローン審査
  2. 所得合算
  3. フラット35
  4. 団体信用生命保険(団信)

1.複数ローン審査

カーローンなど、すでにほかの借金がある場合、住宅ローンの審査に影響します。

金融機関によって審査結果が全く違います。金利や条件が変わると毎月に返済額に大きく影響します。

必ず、複数の金融機関で審査をしておきましょう。

★「住宅ローン」についてはこちらの記事もご覧ください。

2.所得合算

夫婦や親子で収入を合算して住宅ローンを組む方法です。

一人の年収では希望の金額が借りられないときに有効。

住宅ローン控除の額が増える場合も。ただし、どちらかに万が一があったときの返済負担を考えて、無理のない計画が必要です。

★「所得合算」についてはこちらの記事もご覧ください。

3.フラット35

フラット35は、民間と国が連携して提供している住宅ローン。

最大の特徴は「金利がずっと固定」されること。

収入や勤務先の審査が比較的やさしめなので、自営業や派遣社員でも利用しやすいメリットがあります。

また、フラット35Sの場合、さらなる金利優遇も。

★「フラット35」についてはこちらの記事もご覧ください。

4.団体信用生命保険(団信)

住宅ローンを組む人が、もし亡くなったり重い病気になったときに、残りのローンを保険で返済してくれる制度です。

基本的にローン契約時に加入するもので、遺された家族が家を失うリスクを減らす安心材料になります。

銀行ローンの場合は加入が条件になってるケースが多く、保険料は金利に含まれています。

★「団信」についてはこちらの記事もご覧ください。

■元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

団信に加入できずにローンが通らない…というケースもありました。

健康状態に不安がある方は、早めの相談が大事です!

フラット35なら団信は任意ですよ。

2. 予算オーバーしないか心配

  1. 家計の見直し
  2. 保険の見直し
  3. FP(ファイナンシャルプランナー)相談

1.家計の見直し

毎月の支出を見直して、ムダを減らすことで住宅ローンにまわせるお金を増やす方法です。

スマホ代やサブスク、外食費など、見直せるポイントは意外とたくさんあります。

家づくりの前に家計を整えておくと安心です。無料の家計簿アプリを利用するのもありです。

2.保険の見直し

生命保険や医療保険が過剰だったり、住宅ローンと保障内容が重複しているケースも。

団信に入ることで、死亡保障の見直しができる可能性もあります。

必要な保障にしぼって無駄を減らせば、毎月の支払いもスリムになります。

保険の見直しをうたっているショップがあちこちにあります。まずは無料相談するのもありです。

3.FP(ファイナンシャルプランナー)相談

家計や住宅ローン、保険、教育資金など、お金に関する総合的な相談ができる専門家です。

将来を見据えた資金計画をプロの目線で立ててもらえるので、「いくらの家なら安心か」が具体的にわかります。

さまざまなFP相談がありますが、本気で相談するなら、有料の独立FPがおススメ。

■元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

「保険を整理したら月3万円浮いた」というお客様も。

住宅の資金計画は、人生全体の見直しにもつながります!

3. 自己資金が少ない

  1. フルローン
  2. 補助金(こどもエコすまい等)
  3. 親からの援助

1.フルローン

頭金なしで住宅の全額をローンで借りることです。

自己資金がなくても家を建てられる反面、借入額が大きくなる分、返済負担や金利の支払いが増える点には注意が必要です。

諸費用を貸してくれるローンもあります。※オーバーローンではありません。

2.補助金(子育てグリーン住宅支援事業など)

国や自治体が実施している、家づくり支援の制度です。

省エネ住宅や子育て世帯に向けた補助金があり、条件を満たせば数十万円単位の支援を受けられます。

最新情報をチェックして、活用しましょう。

★「子育てグリーン住宅支援事業」についての公式HPはこちらへ

3.親からの援助

両親や祖父母から資金援助を受ける場合、「住宅取得等資金の非課税制度」を使えば贈与税がかからないこともあります。

タイミングや手続きが重要なので、事前に税務署や住宅会社に相談するのがおすすめです。

■元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

最近はフルローン、諸費用ローン、クルマのローンを巻き直せるローン、など色々な商品がでてきています。

「頭金ゼロで不安だったけど、補助金で助かった」という方も多いです。使える制度は遠慮なく活用しましょう!


4. 打合せが進むにつれて金額がアップしていくのが心配

  1. 追加オプション
  2. 標準仕様との差額
  3. 打合せ時の記録の取り方

1.追加オプション

標準仕様に含まれない設備や機能を追加することです。

たとえば床暖房、造作棚、電動シャッターなど。

便利ですが、ひとつずつは小さな金額でも合計すると大きな負担になることも。

多くの方は何かしらの追加オプションをつけます。優先順位をつけるのがコツです。

2.標準仕様との差額

建物価格には「標準仕様」と呼ばれる基本の設備や内装が含まれていますが、それをグレードアップすると追加費用が発生します。

例:標準はシステムキッチンAだけど、Bに変更すると+30万円など。何が「標準」かをしっかり確認しましょう。

契約する前に必ず、標準仕様を確認することが大事。

3.打合せ時の記録の取り方

あとで「言った・言わない」にならないよう、打合せの内容はメモ・写真・録音などでしっかり記録することが大切です。

特に費用や仕様の話は証拠を残しておくと安心。議事録をもらえる会社なら保管しておきましょう。

追加契約する前に最終確認を行い、追加オプションをやめる勇気も大事。

■元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

標準仕様とオプションの差額は事前に確認を。

「基本照明は標準です」と言われて、ダウンライトをバンバン追加したらとんでもない額になったことも。

チリもつもれば・・・です。細かく確認が必要です!

5. 税金がいくらかかるのか心配

1.固定資産税

家や土地を持っている人に毎年かかる税金です。建物の評価額に応じて金額が決まります。

新築から3年間(※長期優良住宅は5年間)は建物部分の税金が半額になる軽減措置もあるので、条件を確認しておきましょう。

★「長期優良住宅」についてはこちらの記事もご覧ください。

2.都市計画税

市街化区域にある土地・建物にかかる税金で、固定資産税と一緒に請求されます。

金額はそこまで大きくありませんが、固定資産税と合算で毎年支払う必要があるので、維持費の一部として計画に入れておくのがおすすめです。

3.不動産取得税

家や土地を買ったときに一度だけかかる税金です。

購入から半年~1年以内に請求が来ることが多いので、「後から来るお金」として頭に入れておきましょう。

新築住宅には軽減措置もあり、正しく申請すれば数万円~十数万円の差が出ます。

4.住宅ローン控除

住宅ローンを使って家を建てると、年末のローン残高の一部が「所得税」や「住民税」から戻ってくる制度です。

最大で13年間受けられることもあり、毎年10万円以上が戻るケースも。条件や手続きも確認しておきましょう。

★「住宅ローン控除」についてはこちらの記事もご覧ください。

■元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

不動産取得税は買った時だけ。固定資産税・都市計画税は毎年かかってきます。

予定しておきましょう。最近はスマホでも支払いできるようになってきてますね。

6. 家を建てた後の維持費が心配

  1. 屋根・外壁の修繕
  2. 設備・給湯器の故障
  3. 保証の有無と内容

1.屋根・外壁の修繕

家は建てたら終わりではなく、10年~15年ごとにメンテナンスが必要です。

特に屋根や外壁は雨風から家を守る大事な部分で、劣化すると雨漏りなどのトラブルに。

足場代も含めると数十万円以上かかることもあるので、事前に積立など準備を。

屋根・外壁はメンテナンスがかかりにくいものを最初に選ぶ方法もあります。

2.設備・給湯器の故障

お風呂やキッチンで使う給湯器・換気扇・トイレなどの住宅設備も、10~15年で故障する可能性があります。

突然の出費に慌てないよう、保証内容の確認と同時に、修理や交換費用を予測しておくのが安心です。

エコキュートなど早いと10年で故障する場合もあります。延長保証も検討しましょう。

3.保証の有無と内容

住宅には「初期保証」がついていますが、内容は会社によって異なります。

構造や雨漏りに関する10年保証のほか、設備保証、地盤保証などもあります。

延長できるか、どこまでカバーされるか、延長の条件も事前に確認しておきましょう。

■カンタン解説
家は建てたら終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要。保証内容を確認し、修繕積立も想定しておきましょう。

■元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

テレビ・エアコンなどの家電も10年と言われています。家の維持費と合わせて準備しておくと安心です。

7. ローンを返済できなくなったらどうなるの?

  1. 銀行への相談
  2. 返済猶予(リスケ)
  3. 売却(任意売却)
  4. 最悪は自己破産

1.銀行への相談

ローンの支払いが厳しくなったときは、まず銀行へ相談しましょう。

放置すると延滞記録が残ってしまうので早めの対応が大切です。

事情によっては一時的な返済減額や返済期間の延長など、柔軟な対応をしてもらえる場合があります。

2.返済猶予(リスケ)

「リスケジュール(リスケ)」とは、ローンの返済条件を変更すること。たとえば毎月の返済額を減らしたり、ボーナス払いをなしにするなどの対応です。

状況が一時的な場合には、立て直しの手段として有効です。早めに金融機関に相談を。

3.売却(任意売却)

ローンの返済が難しいけれど自己破産は避けたい場合、「任意売却」が選択肢になります。

金融機関の同意を得て、ローンが残っていても家を売却できます。

売却金額でローンを全額返せない場合も、交渉次第で分割返済などが可能になることも。

4.最悪は・・・・

どうしても返済ができず、他に手段がない場合には「自己破産」という選択もあります。

住宅ローンの支払い義務が免除されますが、家は手放すことになり、一定期間ローンやクレジットが使えなくなります。

最後の手段として理解しておきましょう。

■カンタン解説
万が一返済が難しくなった場合でも、すぐに自己破産になるわけではありません。まずは銀行に相談し、対処法を探しましょう。

■元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

「相談が早ければ救えたのに…」と思うケースが多いです。我慢せず、すぐに相談しましょう!

8. まとめ

家づくりは「夢」ですが、「お金の現実」とも向き合う必要があります。

不安をそのままにせず、一つずつ情報を得て対策すれば、安心してマイホームを手に入れられます。

この記事が、あなたの家づくりの一歩になればうれしいです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

貴方にとって良い一日を~まめおやじ

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