【実例】【元住宅営業マンが語る】住んでから気づく「音」の悩み、その対策について解説します

住宅性能全般
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元住宅営業マンとして約34年間、ハウスメーカー・工務店・不動産開発の現場に携わってきました。
本記事は、営業現場と自宅建築の両方を経験した筆者が、実務経験に基づき家づくりに関する判断材料となる情報を提供することを主な目的としています。
記事内にはPR・アフィリエイトリンクを含む場合がありますが、特定の商品やサービスの購入を推奨・強制するものではありません。

こんにちは。

元住宅営業マンまめおやじです。

「新築の家は静かで快適なはず…」

そう思って夢のマイホームを建てたのに、住み始めてから

「こんなはずじゃなかった!」と後悔する音の問題に直面する方は少なくありません。

子供部屋が隣接していて夜中に物音が気になる、

リビングのテレビの音が親の部屋まで響いてしまう、

はたまた家の中の音が外に漏れていないか心配…。

日々の生活の中で発生する様々な音は、快適な暮らしを大きく左右します。

特に、家族構成やライフスタイルが変化する子育て世代にとって、音の問題は深刻になりがちです。

今回は、住んでから気づく生活音の問題に焦点を当て、

その原因から、設計段階でできる効果的な対策まで、元住宅営業マンの視点から詳しく解説します。

これから家を建てる方も、今の家の音問題に悩んでいる方も、

ぜひ最後まで読んで、音に悩まされない理想の家づくりを実現するヒントを見つけてくださいね。

この記事はこんな人におススメ
  • 新築住宅を検討中で、生活音の問題が気になる方
  • 子供部屋の音漏れや、上下階の足音に悩んでいる方
  • リビングの音が他の部屋に響かないか心配な方
  • 家の中の音が外に漏れるのを防ぎたい方
  • 設計段階でできる防音対策について知りたい方

1. 住んでから気づく!生活音の主な発生源と問題点

家の中には、意識しないだけで様々な音が溢れています。

これらの音が、時にストレスの原因となることがあります。

まずは、どのような音が問題になりやすいのか、その発生源と問題点を整理しましょう。

1.1. 内部の音:家族間のプライバシーと快適性を守るために

家族が暮らす家の中では、様々な生活音が発生します。

これらの音が、他の部屋に響くことで、家族間のプライバシーや快適性が損なわれることがあります。

•子供部屋の音:

子供たちの元気な遊び声や走り回る音、夜中の泣き声、

勉強中の物音などは、隣接する部屋や階下へ響きやすいものです。

特に、赤ちゃんや小さな子供がいる家庭では、親の寝室に音が漏れることで睡眠が妨げられるといった問題も発生します。

•上下階の音:

2階の子供部屋や寝室からの足音、物を落とす音、ドアの開閉音などは、

階下の部屋に響きやすい固体伝播音の代表例です。

特に木造住宅では、この問題が顕著になることがあります。

•リビングの音:

家族が集まるリビングでは、テレビの音、会話、音楽などが常に流れています。

これが、同居する親の部屋や、集中したい書斎、静かに過ごしたい寝室まで響いてしまうと、

それぞれの快適性が損なわれてしまいます。

•水回りの音:

トイレの排水音、お風呂のシャワー音、洗濯機の稼働音なども、意外と気になる生活音です。

特に夜間や早朝にこれらの音が響くと、家族の睡眠を妨げる原因にもなりかねません。

1.2. 外部への音漏れ:近隣トラブルを避けるために

家の中の音が外に漏れることも、住んでから気づく大きな問題の一つです。

特に、近隣との距離が近い住宅地では、音漏れが近隣トラブルに発展する可能性もあります。

•家の中の会話や生活音:

家族の会話やテレビの音、子供の声などが、窓を開けていなくても外に漏れていないか心配になることがあります。

特に、プライバシーに関わる会話が外に聞こえてしまうのは避けたいものです。

•楽器の演奏、ペットの鳴き声、子供の声:

趣味で楽器を演奏する方、ペットを飼っている方、小さなお子さんがいる家庭では、

これらの音が近隣に迷惑をかけていないか、常に気を使う必要があります。

2. 音の伝わり方を知る!空気伝播音と固体伝播音

生活音の問題を解決するためには、まず「音がどのように伝わるのか」を知ることが重要です。

音の伝わり方には、大きく分けて「空気伝播音」と「固体伝播音」の2種類があります。

2.1. 空気伝播音:空気を介して伝わる音

空気伝播音とは、空気の振動によって伝わる音のことです。

例えば、人の会話、テレビの音、音楽などがこれにあたります。

壁や窓、ドアなどの隙間から漏れたり、それらを透過したりして伝わります。

•対策のポイント:

壁や窓、ドアなどの「遮音性能」を高めることが重要です。

隙間をなくし、音を跳ね返す素材や構造を取り入れることで、空気伝播音を効果的に遮断できます。

2.2. 固体伝播音:構造体を介して伝わる音

固体伝播音とは、建物の構造体(床、壁、柱など)を振動させて伝わる音のことです。

代表的なのは、上階からの足音や物を落とす音、ドアの開閉音、洗濯機などの振動音です。

•対策のポイント:

床や壁の構造を工夫し、「防振対策」を施すことが重要です。

音の振動を吸収したり、伝わりにくくしたりする素材や工法を取り入れることで、固体伝播音を軽減できます。

2.3. 音の回折・反射:思わぬ方向から音が届くことも

音は、壁に当たって反射したり、障害物の裏側に回り込んだりする性質(回折)があります。

このため、直接音が届かないはずの場所でも、音が聞こえてくることがあります。

特に、吹き抜けや広い空間では、音が反響しやすく、響きが気になることもあります。

3. 設計で解決!生活音を軽減するヒントと対策

住んでから後悔しないためには、家を建てる段階で生活音対策をしっかりと計画することが何よりも大切です。

ここでは、設計段階でできる具体的なヒントと対策をご紹介します。

3.1. 間取りの工夫:音源と居室の配置を考える

•音源と静かに過ごしたい部屋を離す:

リビングや子供部屋など、音が発生しやすい場所と、寝室や書斎など静かに過ごしたい部屋をできるだけ離して配置しましょう。

例えば、リビングの隣に寝室を配置するのではなく、間に収納や廊下を挟むといった工夫が有効です。

•緩衝空間の活用:

クローゼット、廊下、階段、水回り(浴室、洗面所)などを音の緩衝空間として活用しましょう。

これらの空間を挟むことで、音の伝達を物理的に遮断し、軽減する効果が期待できます。

•上下階の配置:

2階に子供部屋を設ける場合、その真下に寝室や書斎を配置するのは避けましょう。

子供の足音や物音が直接響きやすくなります。代わりに、

1階の収納や水回り、リビングの一部などを配置することで、音の影響を和らげることができます。

•吹き抜け・リビング階段の検討:

開放感やデザイン性から人気のある吹き抜けやリビング階段ですが、

音の拡散リスクがあることを理解しておく必要があります。

採用する場合は、後述する構造・素材の選択や換気計画と合わせて、より慎重な防音対策を検討しましょう。

3.2. 構造・素材の選択:壁・床・窓の遮音性能を高める

壁の遮音性能:

•防音材の導入: 石膏ボードを二重にする、遮音シートを挟む、グラスウールなどの吸音材を壁の中に充填するといった方法で、壁の遮音性能を高めることができます。

•壁の厚み: 壁を厚くするだけでも遮音効果は高まります。特に、音源となる部屋と隣接する壁は、厚みを持たせることを検討しましょう。

•二重壁構造: 完全に音を遮断したい部屋(シアタールームなど)では、壁を二重にする構造も有効です。

床の防音対策:

•遮音フローリング: 遮音性能を持つフローリング材を選ぶことで、階下への音の伝わりを軽減できます。

•防音マット: フローリングの下に防音マットを敷くのも効果的です。

•床の二重構造: 床の間に空気層を設けたり、吸音材を充填したりすることで、固体伝播音を大幅に軽減できます。

窓・ドアの選択:

•遮音性の高い二重窓: 外部からの音や、内部の音漏れ対策として、二重窓は非常に効果的です。窓と窓の間に空気層があることで、音の伝達を遮断します。

•防音ドア: 部屋の用途に合わせて、防音性能の高いドアを選ぶことも重要です。ドアの隙間をなくすための工夫も大切です。

天井の防音対策:

上階からの音を軽減するためには、天井裏に吸音材を充填したり、遮音シートを貼ったりする対策も有効です。

3.3. 設備機器の選定と設置:静音性への配慮

•静音性の高い機器の選定:

エアコン、換気扇、給湯器、食洗機、洗濯機など、稼働時に音が出る設備機器は、

できるだけ静音性の高いものを選びましょう。

最近では、静音設計の製品が多く販売されています。

•振動源となる機器の設置場所と防振対策:

洗濯機や食洗機など、振動を伴う機器は、設置場所を工夫し、防振マットを敷くなどの対策を施しましょう。

特に、寝室の近くに設置する場合は注意が必要です。

3.4. 外部への音漏れ対策:近隣への配慮

•窓・ドアの遮音性強化:

道路に面する部屋や、隣家との距離が近い部分の窓・ドアは、特に遮音性の高いものを選ぶことが重要です。

二重窓や防音ドアの採用を検討しましょう。

•外壁の素材と構造:

外壁材の種類や構造も、外部への音漏れに影響します。

遮音性の高い外壁材や、壁の内部に吸音材を充填するなどの対策も有効です。

•植栽の活用:

庭に木を植えることで、音を吸収・拡散する効果も期待できます。

特に、常緑樹は一年を通して効果を発揮します。

元住宅営業マンまめおやじの自宅の場合

ある程度想定はしていましたが、住んでから気づいた点を書いておきます。

家の中の音

  • TVの音がどこまで外に漏れるか実験して限界値を確認
  • トイレの音が結構聞こえるので廊下に扉があってよかった
  • キッチンの洗い物の音が気になるのでLDKの配置の要注意。キッチンとリビングが近い場合は注意。
  • 食洗器の音がかなり大きいので寝るときは必ず扉を閉める

外部の騒音

  • それなりに外の音は家の中で聞こえるが気になるほどではない。
  • ロールカーテンの部屋は外の音が入ってくる。隣の子供の声が丸聞こえ
まめおやじ
まめおやじ

平屋だから上下の音は大丈夫ですね。

まめおやじ
まめおやじ

窓を開けていたら、くしゃみをすると外に丸聞こえ…      当然ですね‥‥

まとめ

家の中の生活音問題は、住み始めてから後悔しやすいポイントの一つです。

しかし、設計段階で音の伝わり方を理解し、適切な対策を講じることで、

快適で静かな住空間を実現することは十分に可能です。

間取りの工夫から、構造・素材の選択、設備機器の選定まで、

多角的な視点から防音対策を検討しましょう。

元住宅営業マンまめおやじのアドバイスを参考に、音に悩まされない理想の家づくりを実現し、

家族みんなが心地よく過ごせる住まいを手に入れてください。

家づくりは正解が一つではありません。
本記事の内容が、後悔のない判断をするための参考になれば幸いです。

筆者の考え方や立ち位置については
当ブログについて
にまとめています。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

貴方にとって良い一日を~まめおやじ

この記事を書いた人
まめおやじ

元住宅営業マンが、業界在籍34年の経験を活かし、これから家を考えている人に役立つ情報を発信するブログ。

自宅:木造平屋(2019年築)受賞歴あり
経歴:大手木質系プレハブ会社
   大手鉄骨系プレハブ会社
   木造在来工法ビルダー
資格:宅建士
   ファイナンシャル
   プランナー

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