【新築なのにクサい!?】家のニオイの原因と対策|換気・間取りで解決する快適な住まい

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元住宅営業マンとして約34年間、ハウスメーカー・工務店・不動産開発の現場に携わってきました。
本記事は、営業現場と自宅建築の両方を経験した筆者が、実務経験に基づき家づくりに関する判断材料となる情報を提供することを主な目的としています。
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こんにちは。

元住宅営業マンまめおやじです。

新築の家は、誰もが憧れる清潔で快適な空間のはずですよね。

しかし、実際に住み始めてみると、「あれ?なんか臭う…」と感じることは少なくありません。

トイレのアンモニア臭、キッチンでの調理後の魚や肉のニオイ、そしてゴミ箱から漂う生活臭。

これらのニオイは、日々の暮らしの中で避けて通れない問題です。

特に、換気や間取りによっては、ニオイが家中に広がり、せっかくの快適な住空間を台無しにしてしまうこともあります。

今回は、家の中の気になるニオイの原因を徹底的に探り、具体的な対策から、家を建てる段階で考慮すべき間取りの工夫まで、

元住宅営業マンの視点から詳しく解説していきます。

新築を検討中の方も、今の家のニオイに悩んでいる方も、ぜひ最後まで読んで、

ニオイのない快適な暮らしを手に入れるヒントを見つけてくださいね。

この記事はこんな人におススメ
  • 新築住宅を検討中で、将来のニオイ問題が気になる方
  • 今の家のニオイに悩んでおり、具体的な対策を知りたい方
  • トイレやキッチン、ゴミ箱のニオイを効果的に消したい方
  • 換気や間取りがニオイにどう影響するか知りたい方
  • 元住宅営業マンのリアルな体験談やアドバイスを聞きたい方

1. 家の中のニオイ、どこから来る?主な発生源と原因

家の中のニオイは、様々な場所から発生し、その原因も多岐にわたります。

まずは、主なニオイの発生源と、それぞれの原因を把握することから始めましょう。

1.1. トイレのニオイ:アンモニア臭だけじゃない!

トイレのニオイと聞いて、まず思い浮かぶのはアンモニア臭ですよね。

しかし、それだけではありません。

•アンモニア臭:

尿が分解されることで発生します。特に男性が立って用を足す場合、尿が飛び散り、壁や床、便器の隙間に染み込んでニオイの原因となることがあります。

•カビ臭:

換気が不十分なトイレは湿度が高くなりやすく、カビが発生しやすくなります。カビは独特の不快なニオイを放ちます。

•尿石:

便器のフチ裏などに付着する黄ばんだ汚れ。これは尿に含まれる成分が固まったもので、雑菌の温床となり、強いニオイを発します。

•排水管のニオイ:

排水管のS字トラップの水が切れていたり、封水が少なかったりすると、下水のニオイが上がってくることがあります。

1.2. キッチンのニオイ:食欲を減退させる強敵

料理は楽しいものですが、調理後のニオイや生ゴミのニオイは、

食欲を減退させるだけでなく、家中に広がりやすい厄介な存在です。

•調理臭:

魚を焼いたニオイ、肉を炒めたニオイ、揚げ物の油のニオイなど、料理の種類によって様々なニオイが発生します。

特に油を使った料理は、ニオイが粒子となって空気中に漂い、壁やカーテンに付着しやすい特徴があります。

•生ゴミ臭:

野菜くず、魚の骨、食べ残しなど、生ゴミは時間とともに腐敗し、

強烈なニオイを放ちます。特に夏場は、そのスピードが加速します。

•排水口のニオイ:

食べカスや油汚れが排水口に蓄積すると、雑菌が繁殖し、ぬめりとともに不快なニオイが発生します。

排水トラップの不具合も原因となることがあります。

1.3. ゴミ箱のニオイ:見落としがちな生活臭の元凶

意外と見落としがちなのがゴミ箱のニオイです。

特に密閉性の低いゴミ箱や、ゴミを長時間放置していると、家全体の生活臭の原因となることがあります。

•生ゴミ:

キッチンのゴミ箱と同様に、生ゴミはニオイの大きな原因です。

•オムツ:

使用済みオムツは、密閉が不十分だと強い排泄物のニオイが漏れ出します。

•ペットの排泄物:

ペットを飼っている家庭では、排泄物の処理が不十分だと、特有のニオイがこもりがちです。

1.4. その他のニオイ:玄関、ペット、タバコ、建材…

•玄関の靴のニオイ:

湿気と雑菌が原因で、靴箱や玄関全体にこもりがちです。

•ペット臭:

動物特有の体臭や、毛、排泄物などが原因で、家全体にニオイが広がることもあります。

•タバコ臭:

壁やカーテン、家具に染み付きやすく、一度付くと非常に取れにくいニオイです。

•建材のニオイ:

新築時に建材から発生する化学物質のニオイ(いわゆる新築のニオイ)は、時間とともに薄れますが、

人によっては不快に感じることもあります。これはシックハウス症候群とは異なり、一時的なものです。

2. 間取りがニオイを左右する!換気と吹き抜けの重要性

家の中のニオイ対策を考える上で、日々の掃除や消臭剤の使用はもちろん大切ですが、

根本的な解決には「換気」と「間取り」が深く関わってきます。

2.1. 換気の基本:24時間換気システムの役割と効果

現代の住宅は高気密・高断熱化が進んでおり、意識的に換気をしないと空気がこもりやすくなっています。

そこで重要なのが「24時間換気システム」です。

•24時間換気システムの役割:

建築基準法で設置が義務付けられている24時間換気システムは、

常に新鮮な外気を室内に取り入れ、汚れた空気を排出することで、室内の空気環境を良好に保ちます。

これにより、結露やカビの発生を抑え、ニオイの滞留を防ぐ効果も期待できます。

•窓開け換気だけでは不十分な理由:

窓を開けて換気することも大切ですが、これだけでは家全体の空気を効率的に入れ替えることは難しいです。

特に、風のない日や、花粉・PM2.5などが気になる時期には、窓開け換気は現実的ではありません。

24時間換気システムは、季節や天候に左右されずに常に換気を行うため、ニオイ対策の基本となります。

•換気扇の種類と設置場所:

トイレやキッチンには、局所換気扇が設置されます。

キッチンのレンジフードは調理臭を強力に排出する役割があり、

トイレの換気扇はアンモニア臭などを効率的に排出します。

これらの換気扇の性能や設置場所も、ニオイ対策には非常に重要です。

◆換気についてはこちらの記事もご覧ください

元住宅営業マンが語る|新築住宅の換気、甘く見ると後悔します:断熱との正しいバランスとは?
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2.2. 間取りとニオイの広がり:リビング階段や吹き抜けの功罪

開放的な間取りは魅力的ですが、ニオイの広がりという点では注意が必要です。

•リビング階段や吹き抜けがニオイを拡散させる可能性:

リビング階段や吹き抜けは、空間の広がりや開放感をもたらしますが、

同時にニオイも上下階に拡散させやすいという側面があります。

特にキッチンからの調理臭は、温かい空気とともに上昇し、吹き抜けを通じて2階の寝室にまで届いてしまうことがあります。

•LDK一体型の間取りでの注意点:

最近人気のLDK一体型の間取りも、キッチンで発生したニオイがリビングやダイニングに広がりやすい傾向があります。

調理中にリビングでくつろいでいる家族にニオイが届きやすいだけでなく、

ソファやカーテンにニオイが染み付いてしまうこともあります。

•ニオイ発生源と居住空間の配置:

トイレや浴室などのニオイ発生源を、リビングやダイニング、寝室といった居住空間からできるだけ離して配置することは、ニオイ対策の基本です。

特にトイレは、玄関やリビングから直接見えない位置に配置し、独立性を高めることが望ましいでしょう。

2.3. 効果的な換気計画:家全体の空気の流れをデザインする

ニオイに強い家づくりには、家全体の空気の流れを考慮した効果的な換気計画が不可欠です。

•各部屋の換気経路の確保:

24時間換気システムが効率的に機能するためには、各部屋に給気口と排気口が適切に配置され、

空気の通り道が確保されていることが重要です。

ドアの下にアンダーカットを設けるなど、空気の流れを妨げない工夫も必要です。

•ニオイの発生源から直接排気する計画の重要性:

キッチンやトイレなど、特にニオイが発生しやすい場所からは、

そのニオイが他の空間に広がる前に直接外部へ排出する計画が理想的です。

キッチンのレンジフードは、調理台の真上に設置し、強力な排気能力を持つものを選ぶと良いでしょう。

•窓の配置と風の通り道:

自然換気を活用するためには、窓の配置も重要です。

対角線上に窓を配置することで、風が家の中を通り抜けやすくなり、効率的な換気が可能になります。

季節ごとの風向きも考慮すると、より効果的です。

3. 今すぐできる!気になるニオイの具体的な対策

「新築を建てる予定はないけど、今の家のニオイをどうにかしたい!」という方もご安心ください。

日々のちょっとした工夫で、気になるニオイを大幅に軽減することができます。

3.1. 発生源対策:ニオイの元を断つ!

•トイレ:

•こまめな掃除: 便器はもちろん、壁や床、便器のフチ裏まで、毎日サッと拭き掃除をする習慣をつけましょう。特に尿の飛び散りやすい場所は、アルカリ性の洗剤で拭くと効果的です。

•消臭剤の活用: 空間用だけでなく、便器に直接スプレーするタイプや、壁に貼るタイプなど、様々な消臭剤を組み合わせて使うと良いでしょう。

•換気扇の常時稼働: トイレの換気扇は、基本的に24時間稼働させておくのがおすすめです。湿気やニオイの滞留を防ぎます。

•キッチン:

•調理後の即時換気: 料理が終わったらすぐにレンジフードを回し、窓を開けて換気扇をしばらく稼働させましょう。ニオイが広がる前に排出することが重要です。

•油汚れの除去: レンジフードやコンロ周りの油汚れは、ニオイの原因になります。こまめに拭き取り、定期的に分解掃除を行いましょう。

•排水口の定期清掃: 排水口のゴミ受けは毎日洗い、パイプクリーナーなどで定期的に内部の汚れも除去しましょう。

•生ゴミの密閉処理: 生ゴミは水気をよく切り、新聞紙などで包んでから密閉できる袋に入れ、フタ付きのゴミ箱に捨てましょう。夏場は冷凍庫で一時保管するのも効果的です。

•ゴミ箱:

•密閉性の高いゴミ箱の使用: フタがしっかり閉まるタイプや、パッキン付きのゴミ箱を選びましょう。

•ゴミの小分け: 生ゴミなどニオイの強いものは、小さな袋に入れてからゴミ箱に捨てることで、ニオイの拡散を防げます。

•消臭剤の併用: ゴミ箱のフタの裏に貼るタイプや、ゴミ箱の底に敷くタイプの消臭剤を活用しましょう。

3.2. 空気清浄機・消臭剤の活用:空間全体のニオイケア

•効果的な設置場所と選び方:

空気清浄機は、ニオイが気になる部屋の中心や、空気の循環が良い場所に設置しましょう。

脱臭機能に優れたものを選ぶのがポイントです。

消臭剤は、ニオイの種類や空間の広さに合わせて選び、定期的に交換しましょう。

•アロマや芳香剤との使い分け:

アロマや芳香剤は、良い香りでニオイをマスキングする効果がありますが、根本的な消臭にはなりません。

まずはニオイの元を断ち、その上で気分転換として活用するのがおすすめです。

3.3. 掃除とメンテナンス:見えないニオイの蓄積を防ぐ

•定期的な換気扇フィルターの清掃:

レンジフードやトイレの換気扇フィルターは、ホコリや油汚れが溜まりやすく、

これがニオイの原因になることがあります。定期的に清掃・交換しましょう。

•壁紙やカーテンの清掃・交換:

壁紙やカーテンは、ニオイを吸着しやすい素材です。

定期的に洗濯したり、拭き掃除をしたりすることで、染み付いたニオイを軽減できます。

長年使用している場合は、交換も検討しましょう。

4. 新築時に考えたい!ニオイに強い家づくりのポイント

これから家を建てる方にとって、ニオイ問題は設計段階から考慮すべき重要なポイントです。

将来の快適な暮らしのために、ぜひ以下の点を参考にしてください。

4.1. 素材選び:ニオイを吸着しにくい建材を選ぶ

•ニオイを吸着しにくい壁材・床材:

調湿機能のある漆喰や珪藻土などの自然素材は、室内の湿度を調整し、ニオイを吸着する効果も期待できます。

また、タイルやフローリングなど、表面がツルツルした素材はニオイが染み込みにくく、掃除もしやすいです。

•消臭・抗菌機能付きの建材の検討:

最近では、消臭・抗菌機能を持つ壁紙や床材、塗料なども登場しています。

これらを積極的に取り入れることで、ニオイの発生を抑えることができます。

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4.2. 換気システムの強化:高性能な換気で空気をクリーンに

•高機能な換気扇の導入:

キッチンのレンジフードは、強力な吸引力を持つものを選び、調理台からの距離が近い位置に設置しましょう。

トイレには、人感センサー付きやタイマー付きの換気扇を導入すると、消し忘れを防ぎ、効率的に換気できます。

•全熱交換型換気システムの検討:

全熱交換型換気システムは、排気する空気から熱と湿度を回収し、給気する空気に移して室内に戻すため、

快適な室温を保ちながら効率的に換気できます。

これにより、冷暖房費の節約にもつながり、常に新鮮な空気を保つことができます。

4.3. 間取りの工夫:ニオイの拡散を防ぐ設計

•トイレをリビングから離す配置:

トイレは、リビングやダイニング、寝室といった主要な居住空間からできるだけ離して配置しましょう。

玄関から直接見えない位置に配置し、独立性を高めることで、ニオイの広がりを最小限に抑えられます。

•キッチンの独立性を高める(セミオープンキッチンなど):

LDK一体型の間取りでも、キッチンの独立性を高める工夫は可能です。

例えば、セミオープンキッチンにして、リビングとの間に壁やカウンターを設けることで、調理中のニオイがリビングに広がるのをある程度防ぐことができます。

また、キッチンの換気計画をより強化することも重要です。

•勝手口やサービスバルコニーの活用:

生ゴミや一時的にニオイの出るものを置く場所として、勝手口の外やサービスバルコニーなどを設けると便利です。

これにより、ニオイが室内にこもるのを防げます。

•吹き抜けを設ける場合は、換気計画をより慎重に:

吹き抜けは開放感がありますが、ニオイが上下階に広がりやすいというデメリットもあります。

吹き抜けを設ける場合は、空気の流れを考慮した換気計画をより慎重に行い、

ニオイが滞留しないような工夫が必要です。

元住宅営業マンまめおやじの自宅の場合

まめおやじの自宅の場合

  1. LDKの対角線に窓
  2. トイレに窓設置
  3. 24時間換気は第三種換気
  4. シューズクロークに換気扇と高窓
  5. ゴミ箱は内土間に置き、リビングから見えない位置

1.風が南北に流れ自然換気できます

2.トイレは西側なので窓をつけたくなかったのですが、ニオイ対策で設置。

まめおやじ
まめおやじ

西がアパートの駐車場なので、開けっ放しにしていると排ガスが入ってくる…

3.花粉症ではなかったので、コストも考え、一種換気を採用しませんでしたが、入居後花粉症になり、一種換気にすべきだった‥‥

4.ニオイがこもることはない

5.ゴミ箱の上に生ごみ用密閉箱を置き、対応。キッチンに生ごみは置かない

まとめ

家の中のニオイ問題は、日々の快適な暮らしに直結する重要なテーマです。

トイレ、キッチン、ゴミ箱など、様々な発生源がありますが、それぞれの原因を理解し、適切な対策を講じることで、

清潔で心地よい住空間を保つことができます。

また、これから新築を計画する方は、設計段階から換気や間取り、建材選びにまで配慮することで、

将来のニオイ問題を未然に防ぐことが可能です。

元住宅営業マンまめおやじのアドバイスを参考に、ニオイに悩まされない理想の家づくりを実現しましょう。

快適な住まいは、日々の生活の質を大きく向上させてくれますよ。

家づくりは正解が一つではありません。
本記事の内容が、後悔のない判断をするための参考になれば幸いです。

筆者の考え方や立ち位置については
当ブログについて
にまとめています。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

貴方にとって良い一日を~まめおやじ

この記事を書いた人
まめおやじ

元住宅営業マンが、業界在籍34年の経験を活かし、これから家を考えている人に役立つ情報を発信するブログ。

自宅:木造平屋(2019年築)受賞歴あり
経歴:大手木質系プレハブ会社
   大手鉄骨系プレハブ会社
   木造在来工法ビルダー
資格:宅建士
   ファイナンシャル
   プランナー

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