元住宅営業マンが語る「子育てグリーン住宅支援事業とは?」子どもがいないともらえないの?わかりやすく解説します

住宅
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こんにちは。まめおやじです。

「子育てグリーン住宅支援事業って名前は聞いたことあるけど、結局なに?」

「ウチも対象になるの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。

この制度は、子育て世帯や若者夫婦世帯が“高性能な省エネ住宅”を新築すると、国から補助金がもらえるという制度です。

家づくりは人生でも大きなイベント。

どうせなら、もらえるお金はしっかりもらって、かしこく建てたいですよね。

本記事では、元住宅営業マンの目線も交えながら「いくらもらえるの?」「対象になるのはどんな人?」

「メリット・デメリットは?」など、初心者でもわかるように丁寧に解説していきます。

この記事はこんな人におススメ
  • 家を建てるときに少しでも費用を抑えたい方
  • 子育て中、またはこれから子どもを持つ予定の30代・40代のご夫婦
  • 「ZEH」や「長期優良住宅」って聞いたことはあるけど違いがよくわからない方
  • 補助金の情報を住宅営業マンではなく中立の目線で知りたい方

結論:子供がいなくてももらえます

高度の住宅性能を有する住宅「GX志向住宅」の場合、最大160万の補助金がもらえます。

対象者の制限はありません。

従って、子供がいなくても補助金の対象になります。詳しくは後述します。

1. 子育てグリーン住宅支援事業とは?

■ 概要

  • 高性能な省エネ住宅を建てると補助金がもらえる
  • 子育て世帯または若者夫婦世帯が対象
  • 住宅の性能や仕様に条件がある
  • もらえる金額は最大160万円程度
  • 国(国土交通省)が実施している支援制度

■ カンタン解説

この制度の正式名称は「子育てグリーン住宅支援事業」ですが、内容は「省エネ性能の高い住宅を建てる子育て世帯などに、お金を出してあげますよ」という支援です。

たとえば、太陽光発電や高断熱の窓、節水トイレなど、エコで性能の良い住宅を建てることが条件になっています。

対象になるのは、18歳未満の子どもがいる「子育て世帯」、または夫婦のどちらかが39歳以下の「若者夫婦世帯」。

住宅の性能も「長期優良住宅」や「ZEH住宅(ゼッチ)」など、一定のレベルが求められます。

★「長期優良住宅」についてはこちらの記事もご覧ください。

■ 元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

特に、予算がなくなったら締め切られる“早い者勝ち”の側面もあるので、「あとで聞けばいいや」はNGです!

実はこの制度、「使える人」と「使えない人」がハッキリ分かれます。

申請には住宅の性能証明や手続きが必要なので、事前に工務店やハウスメーカーに相談するのがポイント。早めに動くとスムーズに進みますよ。

★予算の進捗はこちらで確認できます。

2. いくらもらえる?(新築住宅編)

■ 補助金額の概要

2025年度の「子育てグリーン住宅支援事業」では、新築住宅の性能や世帯の条件に応じて、以下の補助金が支給されます:

住宅の性能種別対象世帯補助金額(1戸あたり)備考
GX志向型住宅すべての世帯最大160万円高度な省エネ性能を有する住宅
長期優良住宅子育て世帯または若者夫婦世帯80万円古家除却で+20万円の加算あり
ZEH水準住宅子育て世帯または若者夫婦世帯40万円古家除却で+20万円の加算あり

※古家除却の加算は、建築主またはその親族が所有する住宅の解体工事を行い、2024年11月22日から完了報告までに解体が完了した場合に適用されます。

■ 補助金の受け取り方法

補助金は、登録された「グリーン住宅支援事業者」を通じて申請され、交付されます。

建築主が直接申請するのではなく、事業者が手続きを代行し、補助金は建築費用に充当される形で還元されます。

3. メリット

  • 最大160万円の補助金がもらえる
  • 高性能な住宅を建てるきっかけになる
  • 子育て・若者世帯は優遇あり
  • GX志向型住宅ならすべての世帯が対象

● カンタン解説

この制度では、省エネ性能の高い家を建てると、最大160万円の補助金がもらえます。

ZEH住宅(ゼッチ)長期優良住宅など、将来の光熱費が抑えられる家にすることで、結果的にお得になります。

さらに、子育て世帯や若者夫婦世帯は補助の条件が広く、古い家を壊すと加算もあります。

● 元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

本来は少し高くなりがちな省エネ住宅。でも、この補助金を活用すれば、初期コストの差をグッと縮められます。補助があるうちに性能を上げておくのが賢い選択ですよ

4. デメリット

  • 対象住宅の基準がやや厳しい
  • 申請は事業者経由で自分ではできない
  • 予算がなくなり次第終了する可能性あり

● カンタン解説

補助を受けるには、住宅の性能が国の基準を満たしている必要があります。

また、自分で申請できないため、対応している工務店・ハウスメーカーを選ぶことが前提になります。

そして、予算が決まっているため、予定より早く終わることもあります。

● 元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

最初から補助金ありきで考えると、後で“もらえなかった…”とがっかりすることも。計画時点で、補助対象住宅になれるかどうかをしっかり確認しておきましょう。

5. 注意点

  • 事業登録した会社しか申請できない
  • 着工前に契約・申請が必要
  • 工事完了の期限も要チェック

● カンタン解説

補助金を使うには、「グリーン住宅支援事業者」として国に登録された会社に依頼する必要があります。公式サイトのこちらから検索できます。

また、契約のタイミングや申請時期、完成時期の制限もあるため、スケジュール管理は重要です。

● 元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

“申請に間に合わなかった”という声は、現場でもよくありました。営業担当者や設計士さんと早めに確認しながら進めるのが安心ですよ。

特に建築工期に注意。着工がずいぶん先になると、受けられないことも。

せっかく高性能な家にしたのに、補助金がもらえなかった、ということにもなりかねません。

6. 対象の人(誰がこの制度を使える?)

  • 子育て世帯(18歳未満の子どもがいる)
  • 若者夫婦世帯(夫婦のいずれかが39歳以下)
  • GX志向型住宅なら、すべての世帯が対象

● カンタン解説

この補助金制度は、「子育て世帯」や「若者夫婦世帯」を中心に支援する目的で作られています。

そのため、ZEH水準住宅や長期優良住宅では、上記のような世帯が対象になります。

ただし「GX志向型住宅」の場合は、年齢や家族構成に関係なく、すべての世帯が補助対象になります。

● 元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

実際には“年齢や子どもの有無”が補助の分かれ目になるケースが多いです。

制度を使いたい場合は、早めにご自身の条件を確認して、該当する住宅を選ぶことが大切ですよ。

7. 対象住宅(どんな家が補助金の対象になる?)

  • GX志向型住宅(全世帯対象・補助額最大160万円)
  • 長期優良住宅(子育て・若者夫婦世帯対象・補助額80万円)
  • ZEH水準住宅(子育て・若者夫婦世帯対象・補助額40万円)
  • 一定の省エネ基準を満たしていることが前提

● カンタン解説

補助対象になる住宅は、国が定めた省エネ基準以上の性能が必要です。

GX志向型住宅は最も基準が高く、オール世帯対象&補助額も多めです。

長期優良住宅やZEH水準住宅も、一定以上の性能が求められます。

認定や証明書の取得も必要なので、設計段階から対応してくれる住宅会社を選びましょう。

● 元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

“これって補助金対象の家ですか?”と聞かれることが多かったですが、実は普通の住宅だと対象外なことも。

最初の打ち合わせから“補助金を使いたい”と伝えておくと、後から慌てずにすみますよ。

★「長期優良住宅」についてはこちらの記事もご覧ください。

8. 自己資金扱いにできるのか?

● 結論

自己資金扱いにはできません。

補助金は家を建てたあとに「事業者」に支払われ、そこから間接的に施主(あなた)に反映される仕組みです。

● カンタン解説

この補助金は、申請も受け取りも「住宅会社(事業者)」が行います。

つまり、あなたの手元に現金が直接入るわけではなく、最初に支払う自己資金やローンの金額には影響しません。

補助分は最終的に建築費から値引きされたり、追加工事に回されたりするのが一般的です。

● 元住宅営業マンのひとこと

まめおやじ
まめおやじ

“補助金が出るから、その分ローンを減らせるよね?”と聞かれること、すごく多かったです。

でも、最初に出すお金は変わらないのが基本。

自己資金ではありませんが、補助金が建築費の一部になる、が正しい答えです。

★「補助金・住宅ローン控除」についてはこちらの記事もご覧ください。

9. まとめ

まとめ
  • 「子育てエコホーム支援事業(新築)」は、高性能住宅に補助金が出る制度
  • 最大160万円の補助が受けられるが、対象者や住宅の条件あり
  • 子育て世帯・若者夫婦世帯は特に使いやすい
  • GX志向型住宅なら、どんな世帯でも対象に
  • 申請は事業者経由のみ。スケジュール管理も大事
  • 自己資金には使えないが、結果的に建築コストを抑えられる可能性がある

この制度、“うまく使えばお得だけど、よくわからないまま進むと取りこぼしがち”なんです。

家づくりのスタート時点で『補助金を使いたい』と伝えるのがベスト!

そして、対象住宅・対象者の条件を住宅会社と一緒に確認しながら進めていくのが後悔しないコツですよ。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

貴方にとって良い一日を~まめおやじ

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