こんにちは、元住宅営業マンまめおやじです。
「なぜ私は平屋を選んだのか?」――元住宅営業マンの視点から、自宅を建てる際に平屋を選んだ理由を解説します。
実際に住んでみて感じたメリット・デメリットを詳しくご紹介し、平屋を建てる際のポイントもお伝えします。
- これから家を建てる人
- 平屋を検討している人
- 平屋か二階建てか迷っている人

平屋に住んで5年。快適です。

1. 【導入】なぜ私が平屋を選んだのか?

- Q自宅を建てるにあたって平屋を選んだ理由は?
- A
メリットデメリットを並べて、メリットの方が多かったから。
たまたまお値打ちで広い土地が買えたから。
- Q住宅業界の視点から見た平屋の魅力は?
- A
平屋の魅力が見直され、平屋の受注が増え、価格面を見直す会社が増えていることです。
2. 【メリット】

2-1. 生活動線が快適!階段なしのラクな暮らし
前の住居は、アパートの2階。しかも、駐車場まで少し距離がありました。
以前と比べると今は、クルマと玄関の距離が近く、荷物を持って2階にあがらなくてよいので、大変快適です。

引越しがすごくラクだったよ
2-2. 家族とのコミュニケーションが取りやすい
2階が無いので、ワンフロアで過ごせます。ちょっとした用事があっても、すぐに声がけできます。
家族がどこにいるか大体把握できるので、自然とコミュニケーションが増えます。
2-3. メンテナンス費用を抑えられる
家を建てる時の費用は大事。しかし、建てた後のメンテナンス費用はもっと大事です。
メンテナンスに一番お金がかかると言われているのが、外壁です。
採用する外壁の種類によって、メンテナンスの回数や費用は大きく変わります。
平屋は2階建てと比較して外壁面積は減ります。
どの外壁を採用するにしても共通することは、足場費用が安くなることです。
2-4. 耐震性に優れている
2階建てと比較して、建物の高さが低く、重心が地面に近いので、地震の揺れに対して安定性が高いです。
また、上階の重さによる追加ストレスが無く、地震時への建物の負担が少ないです。
最近は、2階建ての場合、制震装置をつけるメーカーも増えています。
平屋の場合、その費用も浮かす選択肢もあります。(平屋につけることはできます)
2-5. 冷暖房効率が良く、光熱費が抑えられる
人の動きとして、自然とリビングに集まります。また、家自体の体積が2階建てと比較して小さい、(廊下等の面積も少ない)ので、冷暖房効率が良くなります。
2-6.太陽光パネルを多く搭載できる
2階建てと比較して、屋根面積が増えます。
その結果、より多くのパネルを搭載が可能となります。

約6K/W載せました
3. 【デメリット】

3-1. 建築コストが割高になりやすい
2階建てと比較して、屋根面積、基礎面積が増えます。
建築費を建物の延べ床面積で割ると(坪単価)、床面積が小さいので、割高になります。
※まめおやじが建てた住宅会社は平屋に価格がお値打ちに抑えられていました。
住宅会社によって、平屋がお値打ちかどうかにもよります。
3-2. 広い土地が必要
平屋を建てるにはそれなりの土地の面積が必要です。
都市部で広い土地を用意するのは、金額的に割高になりますし、そもそも広い土地の売り物件の数が限られます。
地方でも、欲しい家の広さ、庭の広さ、車庫の広さによって、広い土地が必要になります。
3-3. プライバシー確保が難しい
2階が無いということは、居室はすべて1階になります。
特に寝室について、道路からの視線、隣地からの視線等の考慮が必要です。
防犯面では、高窓を採用するなど、メリハリをつけた防犯対策が必要です。
センサーライトや防犯カメラの採用も検討しましょう。
3-4. 水回りと寝室が遠くなる場合がある
家事効率を優先して、水回りを一か所にまとめると、土地の形や間取りによりますが、寝室との距離が長くなる事があります。
まめおやじ的には年齢的に寝室からトイレが遠いです。
夜中トイレに行くとき、感じます。小さなお子様がいらっしゃる場合も同様です。
4. 【まとめ】元住宅営業マンだからこそ伝えたい「平屋を建てる際のポイント」

・どんな人に平屋が向いているのか
- とにかく平屋に住みたい人
- 家族の人数がすくない人
- 庭があまりいらない人
- 太陽光をたくさん搭載したい人
・設計の際に気をつけるべき点
- 来客、宿泊の際の生活導線
- 防犯対策と採光のバランス
- 集中収納(パントリー・ファミリークローゼット)を設ける際の位置
- 充分な収納計画
住宅会社に、予算と希望を伝えて、間取り図や見積もりを作成してもらいましょう。
ほとんどの会社が無料で作成してくれます。
・これから家を建てる人へアドバイス
- 平屋は住宅会社によって価格がかなり違う場合がある
- 平屋か2階建てか迷う場合は2プランの図面、見積もりで検討する。
- 数社見積もりをとる
- モデルハウスを基準に判断しない
- 契約する前に実際に建てた平屋を見学させてもらう
- 土地がない方は、広い土地が必要なので、土地建物同時購入を検討する
以上、まめおやじでした。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
あなたにとって良い一日を~まめおやじ

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