元住宅営業マンとして約34年間、ハウスメーカー・工務店・不動産開発の現場に携わってきました。
本記事は、営業現場と自宅建築の両方を経験した筆者が、実務経験に基づき家づくりに関する判断材料となる情報を提供することを主な目的としています。
記事内にはPR・アフィリエイトリンクを含む場合がありますが、特定の商品やサービスの購入を推奨・強制するものではありません。
こんにちは。
元住宅営業マンまめおやじです。
平屋を建てた時の話なんですが、めちゃくちゃ想定外のことがありました。
電柱が家のすぐ目の前にあるんですよ。
「これなら電気の引込工事も安く済むだろう」って思ってたんです。
でも実際は、受電ポールを設置しないといけなくて、追加で数十万円かかったんです。
「え?電柱が目の前にあるのに?」って思いますよね。
今日は、その時の体験談と、私が学んだことをお話しします。
- 平屋を検討している人
- これから土地を買う予定の人
- 電気引込工事の費用が気になる人
- 建築費用を少しでも抑えたい人
- 家づくりで想定外の出費を避けたい人


私が体験した電気引込工事の問題
まず、私の家の状況を説明しますね。
■私の自宅についてはこちらの記事もご覧ください。

電柱は目の前にあった
私の土地の前の道路に、電柱が立ってるんです。
距離にして7メートルくらい。
まあまあ近い。
「これなら電線引くだけでしょ?簡単だよね」って思ってました。
電力会社から衝撃の一言
で、電力会社に相談したら言われたんです。
「このままだと引き込めません。受電ポールが必要です」って。
「え?なんで?電柱すぐそこにあるじゃん?」
頭の中が「???」でいっぱいでした。
かかった追加費用
結局、敷地内に受電ポールを設置することに。
費用は約30万円。
スッキリポールだと60万位だったのでこれにしました。
これ、完全に想定外でした。
予算に入れてなかったので、かなり痛い出費でしたね。
なぜこうなったのか
簡単に言うと、
平屋だから軒が低すぎた
んです。
電線には高さの規制があって、一定の高さを保たないといけない。
でも、平屋の軒高だと、電柱から直接引き込むと電線が低くなりすぎちゃう。
だから、一度高い位置で受けるための受電ポールが必要だったんです。
なぜ近くに電柱があるのに直接引き込めないのか
ここで、もう少し詳しく説明します。
なんで電柱が近くにあっても、直接引き込めないのか。
電線の高さには規制がある
電線って、地面からの高さが決まってるんです。
- 道路上なら地上5メートル以上
- 敷地内なら地上2.5メートル以上。
これは法律で決まってます。
安全のためなんですね。
平屋の軒高が問題
平屋の軒高って、だいたい2.5〜3メートルくらい。
ここに引込線を取り付けると、電線の高さが確保できないことがあるんです。
特に、道路から敷地に入る部分。
ここで電線が下がっちゃうと、規制に引っかかるんですよ。
電柱の位置も関係する
電柱が道路のどこにあるかも重要。
道路の反対側にある場合、電線が道路を横切りますよね。
そうすると、道路上で5メートル以上の高さを保たないといけない。
でも、平屋に直接引き込むと、この高さが確保できないんです。
隣地との関係も
電線が隣の敷地の上を通る場合もあります。
この場合、隣地の所有者の承諾が必要だったり、高さの規制があったり。
色々と制約があるんですよ。
受電ポール・スッキリポールとは何か
じゃあ、私が設置した受電ポールって何なのか。
詳しく説明しますね。
受電ポール(一般的なタイプ)
受電ポールは、電線を一度高い位置で受け止めるためのポール。
見た目は細い電柱みたいな感じです。
敷地内に立てて、そこで電線の高さを調整するんですね。
一般的な受電ポールは、鉄製。
細いでど、見た目はちょっと気になるかも。
費用は20〜30万円くらいが相場です。
スッキリポール
これは、受電ポールの中でも細身でデザイン性が高いタイプ。
電線をポール内部に隠して配線するタイプ
です。配線を地中に埋設します。
直径10センチくらいの金属製のポールで、見た目がスッキリしてるんです。
だから「スッキリポール」って名前なんですね。
一般的な受電ポールより目立たないので、外観を気にする人にオススメ。
ただし、費用は少し高め。
私の時の見積は約60万円でした。引込する線の数や種類によって変わります。
設置費用は誰が負担する?
これ、重要なポイントなんですが、
基本的に施主負担。
電力会社が負担してくれるのは、電柱から引込線までの工事だけ。
敷地内に設置する受電ポールやスッキリポールは、施主が自分で負担しないといけないんです。
他の選択肢はないのか
「受電ポール以外の方法ないの?」って思うかもしれません。
実は、他にも選択肢があります。
電柱を移動する
既存の電柱を移動して、高さを確保できる位置に持ってくる。
でも、電力会社や道路管理者の許可が必要で、時間もかかる。
費用も数十万円かかる場合も。
現実的には、受電ポールやスッキリポールが一番安くて早い方法なんです。
電気引込工事で想定外の費用が発生するケース
私以外にも、こんなケースで想定外の費用がかかることがあります。
①平屋で軒が低い場合
私と同じパターン。
平屋は軒高が低いので、受電ポールが必要になることが多いです。
特に、道路から奥まった土地だと、さらに注意が必要。
②電柱が道路の反対側にある場合
電柱が道路の向かい側にあると、電線が道路を横切ります。
道路上で5メートル以上の高さを確保しないといけないので、
受電ポールが必要になることが多い。
③隣地を横切る必要がある場合
隣の土地の上を電線が通る場合、隣地の所有者の承諾が必要。

結構あちこちで越境してますよ
承諾が得られなければ、迂回ルートを考えないといけない。
その場合、受電ポールや新しい電柱の設置が必要になることも。
④電柱が古くて建て替えが必要な場合
既存の電柱が古くて、そこから引き込むと危険な場合。
電柱の建て替えや補強が必要になることがあります。
この費用も、場合によっては施主負担になることも。
⑤変圧器の容量が足りない場合
電気の容量(アンペア数)が大きい家だと、既存の変圧器じゃ足りないことがあります。
変圧器の増設や交換が必要になると、追加費用がかかることも。
オール電化の家とか、太陽光発電を載せる家は要注意です。
土地選びの段階でチェックすべきこと
私の失敗から学んだこと。
土地を買う前に、絶対にチェックしてほしいことをまとめます。
①電柱の位置を確認
土地を見に行ったら、必ず周りの電柱をチェック。
- 電柱はどこにあるか
- 道路のどちら側にあるか
- 高さはどれくらいか
- 電線の配置はどうなってるか
写真を撮っておくと、後で確認しやすいですよ。
②電力会社に事前相談
土地を買う前に、電力会社に相談しましょう。
「この土地に平屋を建てたいんですが、電気の引込はどうなりますか?」って。
図面や現地の写真を見せると、ある程度の見積もりを出してくれます。
これ、めちゃくちゃ重要です。
私は土地を買った後に相談したので、後の祭りでした。
③不動産屋や営業マンに確認してもらう
不動産屋やハウスメーカーの営業マンに、
「電気の引込費用も含めて見積もりしてください」って言いましょう。
プロなら、電柱の位置を見ればある程度分かります。
ただし、プロでも見落とすことがあるので、最終的には電力会社に確認するのがベスト。
④上下水道も忘れずに
電気だけじゃなくて、上下水道も要チェック。
水道管が敷地の前まで来てない場合、引込工事で100万円以上かかることも。
下水道がない地域だと、浄化槽の設置で50〜100万円。
こういった費用も、土地を買う前に確認しておきましょう。
⑤見積もりを早めに取る
契約前に、必ず見積もりを取ってください。
「このくらいかな」って想像で決めると、絶対に後悔します。
私みたいに。
⑥土地の形状もチェック
土地が道路から奥まってたり、旗竿地だったりすると、引込距離が長くなります。
距離が長いと、それだけ費用もかかる。
土地の形状も、電気の引込費用に影響するんです。
営業マンだった私が、この経験で学んだこと
ここからは、正直な話をします。
恥ずかしながら知識がなかった
私、住宅営業マンとして何年も働いてたんです。
でも、電柱の引込みの知識が全くありませんでした。
「電気?電力会社がやってくれるでしょ」くらいの認識。
お客さんに「電気の引込費用はどれくらいですか?」って聞かれても、
「そんなにかからないと思いますよ」って適当に答えてたんです。
今思うと、本当に申し訳ないことをしてました。
自分の家を建てて初めて知った
で、自分の家を建てる時に、初めて現実を知ったわけです。
「え?30万円もかかるの?」って。
その時、ハッとしました。
「今までのお客さん、同じように想定外の出費に困ってたんじゃないか」って。
これ以降、全てのお客様に説明するようになった
それから私は、全てのお客様に必ず説明するようになりました。
土地を見に行く時は、必ず電柱の位置を確認。
「平屋を建てる場合、受電ポールが必要になるかもしれません」
「その場合、20〜30万円の追加費用がかかります」
「電力会社に事前に確認しましょう」
こういうことを、最初の段階で伝えるようにしたんです。
お客様から感謝された
そうしたら、お客様から
「そんなこと、他の営業マンは誰も教えてくれなかった」って言われたこともありました。
「おかげで想定外の出費を避けられた」って感謝されたんです。
これ、嬉しかったですね。
自分の失敗が、誰かの役に立ってるって実感できた。
想定外の出費を防ぐ大切さ
家づくりって、想定外の出費がたくさん出てくるんですよ。
電気の引込だけじゃなくて、
- 地盤改良費
- 外構費
- 登記費用
- 火災保険
- 家具家電
挙げたらキリがない。
でも、事前に分かってれば、対策できるんです。
予算を多めに確保するとか、優先順位をつけるとか。
だから、プロとして、お客様に正確な情報を伝えることがめちゃくちゃ大事だって学びました。
平屋を建てる人への具体的アドバイス
最後に、これから平屋を建てる人へのアドバイスをまとめます。
平屋は電気引込に注意
平屋は軒高が低いので、受電ポールが必要になる確率が高いです。
土地選びの段階で、必ず電力会社に相談してください。
予算に余裕を持たせる
想定外の出費に備えて、予算に余裕を持たせましょう。
建物本体の10〜15%くらいは、予備費として確保しておくと安心です。
複数の業者に見積もりを
電気工事だけじゃなくて、全ての工事で複数の業者に見積もりを取りましょう。
金額だけじゃなくて、説明の丁寧さもチェック。
信頼できる業者を選ぶことが大事です。
分からないことは徹底的に聞く
「こんなこと聞いたら恥ずかしい」とか思わないでください。
分からないことは、納得するまで聞きましょう。
それが、後悔しない家づくりの秘訣です。
まとめ
平屋は素敵です。
■平屋についてはこちらの記事もご覧ください

ワンフロアで暮らせるし、バリアフリーだし、メンテナンスも楽。
でも、電気の引込には注意が必要。
電柱が近くても、直接引き込めないことがあるんです。
特に平屋は、軒高が低いので受電ポールが必要になることが多い。
費用は20〜30万円くらい。
これ、知ってるか知らないかで大違い。
土地を買う前にチェックすること
- 電柱の位置を確認
- 電力会社に事前相談
- 不動産屋や営業マンに確認してもらう
- 上下水道も忘れずに
- 見積もりを早めに取る
想定外の出費を防ぐために
- 予算に余裕を持たせる
- 複数の業者に見積もりを取る
- 分からないことは徹底的に聞く
私の失敗が、あなたの役に立てば嬉しいです。
プロでも知らないことがあるんです。
だから、自分でしっかり確認することが大切。
家づくりは一生に一度の大イベント。
後悔しないように、しっかり準備してくださいね。
家づくりは正解が一つではありません。
本記事の内容が、後悔のない判断をするための参考になれば幸いです。
筆者の考え方や立ち位置については当ブログについて
にまとめています。


ここまで読んで頂きありがとうございました。
貴方にとって良い一日を~まめおやじ

コメント