昭和・住宅営業マンの一日

営業マン

こんにちは 

正直住宅コンサルタント まめおやじです。

住宅営業のやり方は日々変化しております。

今回は昭和時代の住宅営業マンのとある一日をやめおやじ体験版でご紹介いたします。おつきあいください。

朝8時30には事務所へ出社。始業時間は9時なのだが、9時まで全員で事務所の掃除を行い、9時から朝礼。

いつも深夜まで仕事をしているので、いつも8時30ぎりぎりに滑り込む。

上長の話が長くなると、便意をもよおし、プルプルしながら我慢し、終了後、トイレに駆け込むことも。

そしてコーヒータイム。コーヒーメーカーで女性が淹れてくれる。粉は毎月みんなでお金をだしている。

会社は出してくれない。来客用と事務所用で分けられている。

月曜日はミーティング。しかも午前中いっぱいかかる。

今週の行動予定、今日の行動予定、土日の商談状況、当月契約予定に商談客の詳細報告、現場見学会開催にむけての進捗、など細かく報告。

上長が話をすすめ終始ピリついている。笑いはない。たばこは以前吸っていたが、禁煙派(筆者)のお伺いにより、なぜか9時~18時までは禁煙になった。

その時間外は喫煙派はスパスパ。上長は喫煙派。席は筆者の斜め横。もろに煙がくる。

ああ やだ。くせー。

ピリついたミーティングが時々ヒートアップすることもある。上長が気に入らない受け答えがあると、反応してくる。

どんどん詰めてくる。コーナーへ追いつめられる。ああ、かわいそう。

でもしゃべると長くなるし、耐えるしかない。

やっと終わった。13時。お昼だ。上長と女性は弁当。他は外食。行く店は決まっている。

田舎は選択肢がない。食堂AかB 喫茶店Cか。食堂Bは上長のお気に入りで弁当がない時に現れるので、基本AかCになる。

時間は1時間以内。超えるとややこしいことになる。

14時事務所に戻ってきた。顧客の訪問か不動産屋を回る。昼間事務所には居られない。上長がいるからだ。

ホワイトボードに行先を記入。以前、昼寝現場を押さえられてからは一度も昼寝をしていない。真面目に働いている。

不動産屋へいく事が唯一息抜きになる。コーヒーを飲みながら、上長の悪口を展開し、爆笑を誘う。

帰りに不動産屋からもらった土地を現地見学したりもする。

18時事務所へ戻る。

夜訪の準備。やほうという言葉は今はないだろう。事務所で顧客へ電話するか、自宅訪問の時間。営業のゴールデンタイムとなる。

管理客(何度か面談歴があり、2年以内に建てるだろう)や新規の資料請求した方へ電話連絡をする。夕食後を狙い、がんがんかける。

留守電になる場合は必ず、メッセージを入れる。月末には、電話件数、夜訪件数が集計され、報告。少ないとややこしい事になる。

これがいやだった。電話が苦手だったし、訪問も犬が苦手で苦痛だった。

無理やりやらされて多少は慣れたけど。

電話組は9時まえには終了。夜訪組も終了後、事務所へ帰ってくる。

ここから、事務作業がはじまる。顧客へ提案する資料づくりがおもになる。

間取りが決まっている規格住宅を提案する場合は、ベースの間取りに少し手を加えればよいが、注文住宅の場合、いちから方眼紙で図面をつくり、ある程度できたら、設計チェックをうけ、配置図、平面図、立面図を手書き清書しないといけない。

これに時間が相当かかる。住宅設備のカタログから切り貼りするのも一苦労。

おまけに現場見学会のチラシ原稿のレイアウトをこちらで考えなければならない。

ラフをつくったうえに上長のOKをもらわないといけない。

0時まわった。今日やることは終わった。上長はまだ帰らない。

あれ、新聞をゆっくり見ている。

仕事おわったのかな。上長が帰らないと帰りにくい。でも、疲れた。帰ろうかな。

「今日はお先に失礼します」言った瞬間、

「もう かえるの」能面のような顔で現場見学会のレイアウトをひらりと見せる。

「ここをこうしてああして、この部分に〇〇の項目を差し込んでみてはどうかな」

「・・修正しまあす・・」

深夜2時をまわった頃、上長は帰った。

早くて0時 遅いと2時が終了時間という生活でした。他のメーカーの方も当時はそんな感じだったかと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

あなたにとって良い一日を ~まめおやじ

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