元住宅営業マンのリアル体験|後悔しない建売住宅選びのための重要なポイントを徹底解説

住宅
【PR】記事内に広告が含まれています。

こんにちは。元住宅営業マンまめおやじです。

建売住宅を購入する際、後悔しないためには何をチェックすべきでしょうか?元住宅営業マンの経験をもとに、建売のメリット・デメリット、立地や設備、間取りの選び方、価格の妥当性まで、重要なポイントを詳しく解説します。

この記事はこんな人におススメ
  • 家を検討している人
  • 建売を検討している人
  • 建売か注文住宅か迷っている人

この記事を読めば、自分に合った建売住宅を見極める力がつき、失敗を防ぐことができます!

まめおやじ
まめおやじ

建売の計画の立案から販売まで手掛けていた経験があります。

その経験を踏まえて記事を書きたいと思います。

  1. 1.後悔しない建売住宅選びのための重要ポイント
    1. 1-1.建売住宅のメリットとデメリットを理解する
    2. 1-2.建物と土地の状況を徹底チェックする
    3. 1-3.失敗の原因をつかむための後悔ランキング
  2. 2.立地と環境の重要性
    1. 2-1.日当たりの確保と周辺環境の確認
    2. 2-2.アクセスや生活利便性について
    3. 2-3.将来的な地価の見通しを考える
  3. 3.間取りと収納スペースの把握
    1. 3-1.理想の間取りのイメージを持つ
    2. 3-2.収納の充実度をチェックする
    3. 3-3.ライフスタイルに合った動線を考える
  4. 4.設備と性能の確認
    1. 4-1.断熱や耐震性の重要性
    2. 4-2.必要な設備のオプションを理解する
    3. 4-3.トラブルを避けるための点検ポイント
  5. 5.内覧の際のチェックリスト
    1. 5-1.内装と外観の確認ポイント
    2. 5-2.施工不具合を見抜く方法
    3. 5-3.専門家の意見を参考にする
  6. 6.価格の妥当性と予算管理
    1. 6-1.相場の確認と適正価格の把握
    2. 6-2.住宅ローンの選択肢について
    3. 6-3.追加費用発生の可能性に注意する
  7. 7.アフターサービスと保証の確認
    1. 7-1.施工後のサポート体制を把握する
    2. 7-2.不具合発生時の対応方法の理解
    3. 7-3.工事完了から入居までの流れを知る
  8. 8.住まいとしての快適性
    1. 8-1.空間の使いやすさを評価する
    2. 8-2.近隣トラブルへの対策を考える
    3. 8-3.生活に適したエリアを選ぶ
  9. 9.家づくりにおけるチェックポイント
    1. 9-1購入後のことを考えた物件選び
    2. 9-2.見学・内覧の際の質問リスト
    3. 9-3.比較検討のための情報収集の方法
  10. 10.まとめ

1.後悔しない建売住宅選びのための重要ポイント

1-1.建売住宅のメリットとデメリットを理解する

メリット・デメリットを整理しましょう。

メリット】

  1. 価格が比較的安い
    • 注文住宅よりコストを抑えられることが多い。
  2. 購入後すぐに住める
    • 既に完成している物件が多く、契約後すぐに引っ越しできる。
  3. 住宅ローンが組みやすい
    • 土地と建物がセットになっているため、住宅ローンの審査がスムーズ。
  4. 完成形を見て判断できる
    • モデルハウスや実物を見てから購入できるので、完成後のイメージ違いが少ない。

デメリット】

  1. 間取りや仕様の自由度が低い
    • すでに設計・施工済みのため、変更が難しい。
  2. 立地の選択肢が限られる
    • 分譲地の中から選ぶことが多く、好きな場所に建てることはできない。
  3. 建築コストを抑えるための材料・仕様の制約
    • コストダウンのため、設備や構造が最低限になっていることがある。
  4. 個性を出しにくい
    • 同じデザインの住宅が並ぶことが多く、外観や内装にオリジナリティを出しにくい。

1-2.建物と土地の状況を徹底チェックする

当然ですが、建物、土地についても、くまなくチェックしましょう。

わからないことは担当者に遠慮なく質問しましょう。物件を見ないで決めるのはおススメしません。

1-3.失敗の原因をつかむための後悔ランキング

  • 第1位 ハウスメーカー・工務店をじっくり検討しなかった
  • 第2位 住宅性能を優先させなかった
  • 第3位 間取りをじっくり考えなかった
  • 第4位 収納が少なかった

2.立地と環境の重要性

2-1.日当たりの確保と周辺環境の確認

日当たりの確保

  • リビングの日当りをチェック

条件の悪い冬場に確認するのがベストです。

日当りが良すぎると、冬はいいけど、夏、暑くなる場合があります。

周辺環境の確認

  • 隣の家との窓が重なっていないか
  • 隣の家と接近している箇所を確認
  • 隣の家のエアコンの室外機、給湯器の位置
  • 周辺の家から物件がどうみえるか

2-2.アクセスや生活利便性について

物件資料はパンフレットの表記を鵜呑みにしてませんか?

「〇〇駅まで徒歩△分」これは80mを1分で表記しています。

坂道、信号まち、踏切等はありませんか?実際に自分で歩いて確認しましょう。

運転が不慣れな方はスーパーへ実際に行って、駐車しやすいかどうかも確認しましょう。

2-3.将来的な地価の見通しを考える

明らかな資産価値の減少が想定される場合は再検討しましょう。以下のような計画がある場合があれいます。可能な限り調べましょう。

  • バス路線の廃線や減便
  • 鉄道の駅の統合
  • 学校の統廃合

3.間取りと収納スペースの把握

間取りについてじっくり検討しましょう。

3-1.理想の間取りのイメージを持つ

最低限、以下はイメージしましょう。

  • 部屋数
  • 和室が必要か
  • リビングの大きさ
  • 車庫スペースは何台
  • ほしい庭の広さ

3-2.収納の充実度をチェックする

一般的に収納率は9%以上と言われています。しかし、家族の人数や性格によってさまざま。荷物が今以上に増える前提でチェックしましょう。

3-3.ライフスタイルに合った動線を考える

  • 来客の頻度
  • 両親親戚等、宿泊する人がどどのくらいか
  • 将来親と同居を想定するか

これらを考えて、使いやすい動線になっているか確認しましょう。

4.設備と性能の確認

住宅性能・設備を確認しましょう。

4-1.断熱や耐震性の重要性

【断熱

  • 住宅性能表示制度に基づく、省エネ等級を取得しているか
  • 気密検査をしているか(家の隙間面積を測定)
  • 断熱材の種類と施工方法を確認

【耐震性

  • 住宅性能表示制度に基づく、耐震等級を取得しているか
  • 木材の樹種、構造体を確認
  • 制振装置、ダンパーの有無

4-2.必要な設備のオプションを理解する

以下のような、最新の設備がどこまで装備されているかチェックしましょう。

システムキッチンカップボード複合サッシ照明・カーテン
食器洗い乾燥機浴室暖房乾燥機洗浄暖房便座エアコン

4-3.トラブルを避けるための点検ポイント

国や自治体の補助金が受けられる場合があります。自分でも調べることができます。対象かどうかは物件によって違うので、担当者に確認しましょう。

子育てグリーン住宅支援事業のHPはこちら↓↓↓

5.内覧の際のチェックリスト

物件を購入する前の大事なポイントです。

5-1.内装と外観の確認ポイント

内装

キズ、クロス仕上げ、コーキング仕上げは必ずあります。多くの人数で目を皿のようにしてチェックしましょう。

外観

窓の汚れ、外壁の仕上げをチェックしましょう。汚れやコーキング不足や切れがないか確認しましょう。当然ですが、敷地内のごみ等ないか確認しましょう。(犬の〇ン、植木がある場合の蜂の巣に注意)

5-2.施工不具合を見抜く方法

完成してしまったらなかなか難しいです。可能であれば、床下点検口や天井点検口があり、のぞきこんでゴミとか落ちてないか確認しましょう。何か転がっていたら、取り除くよう依頼しましょう。

5-3.専門家の意見を参考にする

第三者機関による調査という選択肢があります。有償となりますが、建売の場合は工事中ではなく、完成後の竣工検査をプロに依頼するというものです。

6.価格の妥当性と予算管理

価格が妥当か購入可能か検討しましょう。

6-1.相場の確認と適正価格の把握

競合物件がある場合、比較して、著しく相場からかけ離れていないかチェックしましょう。

6-2.住宅ローンの選択肢について

住宅ローンが業者によって限定されていませんか?

フラット35対応かどうか?複数の住宅ローンから選択できるか確認しましょう。

6-3.追加費用発生の可能性に注意する

建売物件価格に含まれていないものを確認。エアコン・カーポートなど追加したいものがあれば、見積もりを取りましょう。

7.アフターサービスと保証の確認

入居後についてもしっかり確認しましょう。

7-1.施工後のサポート体制を把握する

点検制度の内容は、大きく3つに分かれます。

  • 構造体保証が何年か
  • 設備保証が何年か
  • その他の仕上げの保証が何年か

確認しましょう。

7-2.不具合発生時の対応方法の理解

アフターサービス窓口の確認、休日、夜間の対応を細かく確認しましょう。

7-3.工事完了から入居までの流れを知る

住宅ローン手続き、所有権移転登記、抵当権の設定、を含めて入居スケジュールを確認。前住所の引き払いや引越しの手配も確認しましょう。

8.住まいとしての快適性

8-1.空間の使いやすさを評価する

気にいったとしても、今一度冷静になって考えましょう。

  • 大きな吹き抜けで空調は大丈夫?
  • 料理の匂いが2階まであがっていく?
  • リビング階段は子供が小さいとあぶない?

8-2.近隣トラブルへの対策を考える

  • 工事中の対応は住宅会社ですが、入居後は、自分で対応しなかればなりません。
  • エアコンの室外機が適正な位置か?

8-3.生活に適したエリアを選ぶ

田舎過ぎないか?工場が多すぎないか?交通機関、スーパー病院などの生活施設、学校などの施設がバランスよくあるかどうか確認しましょう。

9.家づくりにおけるチェックポイント

9-1購入後のことを考えた物件選び

【住宅瑕疵担保保険】

引渡しから10年間、新築住宅の構造体に重大な欠陥があった場合、住宅事業者が補修責任を負い、保険か供託することが義務付けされています。多くは保険加入で、保険料は事業者負担です。内容をしっかり確認しましょう。

住宅瑕疵担保責任保険協会のHPはこちら↓↓↓

9-2.見学・内覧の際の質問リスト

  • 何度も見学し、気になった点をメモしましょう。
  • 先に家を建てた、もしくは買った人に一緒に内覧してもらい、アドバイスをもらう

9-3.比較検討のための情報収集の方法

  • 周りに類似の物件がないか確認しましょう。業者の都合で内々に価格をさげている場合もあります。
  • 注文住宅も検討する場合は、住宅紹介会社等で複数の会社を紹介してもらい、比較検討して納得のいく住まいを購入しましょう。

10.まとめ

建売を購入する際は、さまざまなチェックポイントがあります。

売れてしまったら困るという物件に出会ったら、なるべく早く検討することをおすすめします。

しかし、売れてしまったら、ご縁がなかったということです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

あなたにとって良い一日を~まめおやじ

この記事を書いた人
まめおやじ

元住宅営業マンが、業界在籍34年の経験を活かし、これから家を考えている人に役立つ情報を発信するブログ。

自宅:木造平屋(2019年築)受賞歴あり
経歴:大手木質系プレハブ会社
   大手鉄骨系プレハブ会社
   木造在来工法ビルダー
資格:宅建士
   ファイナンシャル
   プランナー

まめおやじをフォローする
住宅

コメント